人に喜んでもらえるものを作る仕事

インタビュー4人目は、個人的に機会を伺っていた平尾 喜洋さんだ。というのも京都住みの京大生ということで、イベント事で絡む機会が少ない割に、仕事ではお世話になりっぱなしという非常に歯がゆい関係性であったためだ。そんな彼ももちろん社内表彰されている。

彼の表彰理由は、社内で仮想通貨が扱えるようになるスマートコントラクトをなんと1ヶ月ほどで1から実装してしまったことにある。こんな人が身近にいると思うと、何かの折に自分でも勉強してみようかと思えるし、困ったら平尾さんと話してみようと思えることが挑戦の大きな後押しになってくれる。

インタビューを通して、東大生らしさと京大生らしさのギャップが垣間見えたような気もする。それらが共存できる職場であることもサクラスの良さの一つと言えそうだ。 


ーー学生としての基本属性を教えてください。どこでどんな研究をしているんですか?

京都大学工学部情報学科の4回生で、ソーシャルメディア分析の研究をしています。卒研のテーマは「パス構造のみからユーザ間類似度を定義する手法の提案」に取り組んでいました。専門が違うと何のことかわからないですよね笑 身近な例で言えば、SNSで「おすすめのユーザー」が表示される際に使われるようなアルゴリズムを新しく提案した形になります。特定のアカウントがフォローしている人の投稿内容の傾向を掴み、その条件に類似した新たなユーザーを提示するということですね。もっとも京大の情報学科では、個別具体的な応用というより基礎研究の側面が大きいですけれども。


ーーなるほど。実は最近それに近い話を見かけまして。『最強の漫才 東大と吉本が本気で「お笑いの謎」に迫ってみた!!』という本で、東大の坂田一郎教授がお笑い芸人のSNSアカウントをマッピングし、ネットワーク解析したらしいのですが、そこから導かれる考察は非常に興味深かったです。ところで、平尾さんは周りの人にどんな性格だと言われますか?また、趣味についても教えてください。 

フォローや気配りが上手いとよく言われます。ただ、自分では八方美人するあまり器用貧乏になっていると感じる時が多いです。自分の周りにいる全員が場に対するプラスの感情を抱いていないと、後々自分が不利益を被るという経験則のようなものが働いているようにも感じます。

趣味は水泳やシーシャ、そして食べることです。食べ物は特にラーメンが好きで、京大の北の方に激戦区があるのですが、つけ麺や油そばも含めてよく食べに行きます。 あと、小さい頃から絵を描いたり工作したりするのが好きで、今も創作活動は続けています。 

↑シーシャを嗜む平尾さん


ーーでは、サクラスへの入社の決め手を教えてください。

声をかけてくださった企業さんの中で、業務形態が魅力的だったからです。勤務時間がフレキシブルで在宅ワークというところに惹かれました。また代表との面談で創作への興味の話をしたら、「それもできる」と言われたことも要因の一つです。


ーー入社時期業務内容について教えてください。

2023年の3月入社です。これまでに取り組んだ業務としては、NFTの作成やSNS診断のバナー作成、AIキャラクターや自動報酬システム(スマートコントラクト)の実装です。趣味で使っていたAdobeを仕事で使えて嬉しかったのを覚えています。AIキャラクターの機能面についてはChatGPTと画像生成AIをハイブリッドさせたのですが、フォロワー数が伸びる水準の画像を自動生成させることはまだ難しかったです。 


ーーサクラスの仕事がある学生生活はどんな感じですか? 代表的なスケジュールを教えてください。 

10:00-17:00 大学

17:00-19:00 睡眠

19:00-23:00 フリータイム

23:00-01:00 仕事

01:00-03:00 フリータイム


ーー深夜1時に仕事が終わってそこからフリータイムとは…完全に夜型なんですね。フレックス制の旨みを存分に活用している様子。職場環境としてのサクラスを教えてください。 

同年代の方が多く、話しやすくて居心地が良いです。また、新しい案件を頂く時に複数の選択肢から選ばせて頂けることも特徴かなと思います。 


ーースマートコントラクト実装をする上で、苦労したこととそこから学んだことは?

ソースコードをSolidityという初めて触る言語で記述する必要があり、スマートコントラクトの実装も初めての経験だった為、多くのエラーに遭遇したことです。

私はその試行錯誤を通して、根詰めすぎないことの重要性を学びました。失敗し続け、解決策が見つからないと、明確な終わりのない在宅作業ということもあり、どんどん負のスパイラルに嵌っていきます。 


ーーサクラスで仕事をしていく上で一番印象に残ったことは何ですか?

やはり今回の自動報酬システムの案件で、ひとつの形として成果物を挙げられたことです。 これまでの仕事では、案件の一部に関わることはあっても、全体の終わりを見ていませんでした。一方で今回は一つのものを完成させる達成感に加え、それを実際に周りの人が使ってくれて、かつ組織的な貢献にも繋がることに対する喜びを味わうことができました。 


ーー苦労して作ったものが実際に使われている様子を見ることって実はすごく貴重な体験ですよね。入社の前後で一番変わったことを教えてください。 

社会的に立場が上の方に対し、自分の意思表明をしっかり出来るようになったことだと思います。これまでの私はその場の空気を読んで発言を控えることが多かったのですが、サクラスの皆さんから忌憚のない意見を頂いたことで感化され、「自分も言ってもいいかな」と思えました。 


ーー入社前の自分に言えることがあるとしたら、何でしょうか?

私生活でも、例えば気になるお店があったとしてもその場では行かず、半年後にやっと行って「もっと早く行っておけばよかった」と思うことが度々あるんですよね。でも今になると、気になったその瞬間に飛び込めば今頃はもっと広がったものがあっただろうな、と思います。

なので入社前の自分には、やりたいと思ったこと、興味があることは面倒臭がらずに直ぐに手を付けてみろ、と言いたいです。  

(インタビュアー/石津 悠人=東京大学 理学部 生物学科 4年)


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